シジュウカラが無事巣立ち、巣箱からは物音一つしなくなりました。
もうカラスがやって来ても安心です。
少し寂しいけれど肩の荷が軽くなった気分で、買い物へ出掛けて戻り、
またひながどんどん使ってくれるペットシートを買いに行きました。
そして帰ってきて門扉を開けながら、巣箱の方を見上げると・・・。
ななんと親鳥が来ていて、1羽の雛鳥が飛び出しました!
巣立ちを終えたと思ってからもう3時間は経っています。
その雛鳥は飛び立ったものの、すぐに下の方へと落ちて行きます。
もし猫でも居たら大変!あわてて自転車を止め、落ちた場所へと向かいました。
雛鳥は木の根元の細い小枝に止まり、親鳥が盛んに飛べ飛べ!と催促しますが飛べません。
見るからに小さく発育が遅れているのが分かります。
このままここに置いていては危ないので、高い所へ移そうと捕まえようとすると、
横に跳んで逃げて草の茂みの中に入ってしまいました。
すぐに追いかけて捕まえようとしたのですが、小さくてすばしっこいのでなかなか捕まえられません。
一旦自転車の籠に入れたままのバッグ等を玄関の中へ移し、戻ってまた探しましたが見当たらず、
その周辺を這うようにして探しましたが、見つけることができませんでした。
でも親鳥は我子を呼ぶように鳴いて飛んでいるし、カラスはまたやって来るしで、
その場を離れることができません。
少し離れた場所で見張っていると親鳥が飛んで来て、雛鳥が小さな細い万両に登って鳴き声を上げたので、
私がかぶっていた帽子を被せて、そっと捕まえました。
本当に小さな小さな雛鳥です。

大きな兄弟に先に餌を取られて、あまり食べられなかったのでしょう。
これも自然淘汰の内で、私が頑張って育てても外で生きていく方法を教えることはできません。
2階の窓に置いて親鳥が迎えにくるのを待つことにしました。
そっと雛鳥を窓に置くと、すぐに飛び立ち真直ぐ進んで楠木に止まりました。



すると親鳥も飛んできて我が子を確認すると、また飛んで行きました。
雛鳥はその場所からしばらく動きませんでしたが、また親鳥が来る内に葉の茂みに移ったようです。
しつこくやって来ていたカラスも午後には来なくなり、親鳥や兄弟は何回も庭に来ているようです。
楠木に居続けて親から餌を貰い、体力がついたらこの雛鳥も無事飛んで行けるかも知れません。
カラスが来ないので、私ももう様子を見に行くのを止めました。
また落ちていたとしても、2度は助けても無駄でしょう。
ああ、無事でいますように。
ひなの様子は昨日と全く変わりません。
よく寝ています。


これを安定と言えるのか分かりませんが、1日4回の輸液とその後にあげるまぐろスープで、
細々と命を繋いでいます。
ステロイドの投与を止めたので、目やにと洟が酷くなってきました。
目にテラマイシンを塗ったついでに鼻にも塗ったら、けっこう効果が出ています。
苦しかったり辛そうな様子は見られないので、これでいいのでしょう。